2004年 OB会総会 西川会長あいさつ

OB総会

2004/11/16

旅研OB・OG それに現役学生の皆さん

総会へのご出席ならびに展示発表と参観、誠にご苦労様でした。
ご挨拶で述べました通り今回は旅研設立40周年のプレ総会でありました。

OB・OGそれに現役学生の皆さん方にもご出席いただき、50名を超える賑やかな総会となり、わずか数名で活動をスタートさせた頃の旅研からは想像もできないほどの大きな組織となりました。

一つの組織を39年という年月のあいだ維持、継続させるということがいかに困難を極める大変なことであるかは、現役学生の皆さん方の年齢に比すれば容易に分かることでありましょう。

現役学生の皆さん方は、若干の相違はあれ、まあ20年の人生を歩んでこられたわけです。完全に親の庇護下にあった時代、自我の目覚めにともなう少年、少女期、そしてちょっぴり色気づいた思春期を経て青年期に入られました。旅研はスタートした時点が青年期。それが来年は40歳になるのです。

孔子の論語の一説には、『吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る』という言葉があります。
彼の人生観に従えば、旅研は『不惑の歳』を迎えるのです。

これまで活動上では様々な波を乗り越え、見えぬ道を捜し求め、言い換えれば活動の公式・定理を見出す努力が為されてきたわけですが、それらが全て揃い、満願成就の年を迎え、もう惑うことはないまでに全て確立できたと考えられるわけです。

事実、旅行研究会は龍谷大学学術文化局の中で重責を果たしてくることができましたし、多くのOB・OGの方々の協力により旅研OB会が組織され機能してもおります。

現役学生の皆さん方も40年という長きにわたる、目に見えないものではありますが、旅研に伝承されてきたバックボーンとしての伝統という宝物をしっかりと受け継いでいただいております。

これからは旅研というカッコにくくられた、現役学生の皆さん方の旅研という組織と、その旅研の一時期を担ってきた卒業生のOB会という組織が一丸となって、協力・協同の関係を更に一層推し進めることによって、更なる力強い組織にしていくことが重要になってきているのではないかと考えております。

とりわけ来年は、旅研創設40周年という大きい大きい節目とも言うべき試金石が控えております。これを乗り越えるべく、現役学生、OB・OGひとり一人が主役のつもりで、力を合わせて盛大に祝える祝典にすべく、来年7月10日を目指して頑張っていこうではありませんか。

OB総会を終え、旅研につながる全ての皆さんに対し、旅研創設40周年記念式典に向けての行動開始を心より訴えるものです。

旅行研究会OB会々長(第二代幹事長) 西川 雅宏 

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